ニュージーランドの教育システム
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ニュージーランド基本情報 / ニュージーランドの教育システム

ニュージーランドの『教育システム』に関する基本情報になります。
ニュージーランドの教育システムをよく理解し、自分に最適な進路の検討・決定を行いましょう。



 

ニュージーランド語学留学

語学学校は、「大学やポリテクニック付属の語学研修機関」と「私立語学学校」とに分けられます。

前者は、大学やポリテクニックの国内学生と同じキャンパスでコースを受講し、様々な施設の利用も可能です。
「私立語学学校」は、都市部集中の傾向はあるものの、国内各所に点在しており、幅広い年齢層の留学生を受入れており、初級〜上級のレベル分けがされている『一般英語コース』のほか、『ビジネス英語コース』や『英語能力試験対策コース』など・・・、様々なコースを用意しているところが多く、短期留学や観光留学にも適しています。
特に、週末のアクティビティや旅行などを頻繁に行っており、ニュージーランドの自然に親しむ機会も多くあります。

通常、入学初日の“オリエンテーション”で英語のレベルチェックテスト(Placement Test)を受けた後、1人1人の英語力に見合った“入学クラス”が決定します。
(ただし、学校・コースによっては、入学条件として予め一定レベル以上の英語力を設けている場合があります)
ほとんどのコースは、年間を通して毎週月曜日からの入学が可能で、学生の希望に応じて1、2週間程度の短期から無制限の長期にわたって就学することができます。
3ヶ月以内のコースならビザは必要ありませんが、それ以上の就学には学生ビザを取得しなければなりません。
学生ビザ取得には、NZQAと呼ばれる政府機関に認定された学校・コースの“入学許可証”が必要で、認定校以外の教育機関では、長期間の就学はできません。
3ヶ月以内の場合は、「ワーキングホリデービザ」でも就学が可能です。



< 語学学校に関わる機関および制度 >

略 称 正式名称 役 割
NZQA New Zealand Qualifications Authority 学歴・資格の評定機関
the Code
of Practice
the Code of Practice ニュージーランド文部省が定める安全保護規定
CRELS The Combined Registered English Schools of New Zealand 任意教育団体
FIELS The Federation of Independent English Language Schools
of New Zealand
任意教育団体



< 各機関の役割と関係 >

NZQA
学歴・資格の評定機関。
一定水準を保つため、教育機関およびそこで取得できる資格を査定する。
また、海外の資格査定等も行う。
(移民ビザ申請時などの学歴・資格査定など)
>> 認定 >> 留学生を受入れる公私立全ての教育機関 >> 署名 >> the Code of Practice
教育機関が留学生の福利厚生(滞在先、授業料など)に責任を持ち、就学や安全を強化する目的で実施されている規定。
この規定に署名した学校のみが留学生を受入れることができる。
署名校は規定に従い、留学生に対し十分な情報を提供する義務がある。

【 CRELS 】
留学生が質の高い英語教育を受けられることを目的として設立。
加盟校はすべてNZQA認定校。

【 FIELS 】
授業、福祉サービスの充実に努め、留学生をサポートしている。
加盟校はすべてNZQA認定校。


 

語学学校のコースタイプ

語学学校のコースタイプについて説明します。


< 語学学校コースタイプ >

コースタイプ 履修内容等
一般英語コース
(General English)
仕事や旅行のための日常的、実用的な英語力アップを目指す人に最適。
一般的なコミュニケーションに重点を置き、特に実用的な会話や聞き取り能力を磨くことによってさまざまな状況に対応できるよう、総合的な英語力の向上を図る。
高校進学・編入準備コース
(High School Preparation)
高校に進学・編入する学生のために設けられており、集中的に英語力を高め、高校生活に対応できるようさまざまなサポート・指導を行う。
試験準備コース
(English for Exam Preparation)
IELTSやTOEFLなど、国際的に認められている英語検定試験を受ける準備をする学生のために開設されている。

>> IELTS英語能力試験 説明ページ
>> ケンブリッジ検定試験 説明ページ
>> TOEFL英語能力試験 説明ページ
専門英語コース
(English for Special Purposes)
専門職や特定の分野における英語能力の向上を目的としたコース。
「経営者のための英語コース」、「ビジネス英語コース」、「ツーリズム英語コース」、「ホスピタリティ英語コース」、「児童英語コース」など、分野は多岐にわたる。
大学進学準備コース
(English for Academic Purposes)
英語圏の大学や大学院を目指す人が、英語による授業についていくための英語力・ノウハウを身につけられるよう指導する。
読解やレポート・論文の書き方、基本的なリサーチの方法などを総括的に学ぶ。
スタディ・ツアー
(Study Tours)
個人またはグループのためのプログラムで、英語を学びつつ観光を楽しんだり、希望に合わせいろいろな体験ができる。
英語のクラスと共に、専門分野の特別研修やニュージーランドならではのアウトドアスポーツ体験コース、グルメ・ワインコースなど、予算や目的に応じたプログラムが選択できる。



 
ニュージーランド高等教育

ニュージーランドの高等教育機関は、大学、国立高等教育機関(ポリテクニック)、私立専門学校(Private Training Establishment)に分けられます。
高等教育機関の多くは、教育水準や資格レベルを一定に保つため、ユニット・スタンダード(標準単位制)と呼ばれる制度を導入しています。

各資格(Certificate1〜Advanced Diploma)はいくつものユニット(単位)から構成されており、資格取得にはそのユニットを履修し、試験に合格しなければなりません。
それら単位および試験はNZQAが定めており、国内のポリテクニック、私立専門学校とも共通です。

ただし、授業の進め方やカリキュラムは各学校独自のものであり、同じ資格であっても学校により履修期間が異なる場合があります。
ポリテクニックまたは私立専門学校の入学には、Certificate〜Diplomaコースの場合、高校1年次修了以上、学士号コースの場合、高校卒業資格が必要で、それぞれ一定以上の英語力も要求されています。
英語力が基準に満たない場合は、ポリテクニックまたは私立語学学校の英語コース履修後に専門課程に進むのが一般的です。


【 国立高等教育機関(ポリテクニック) 】
ニュージーランド各地にあり、即戦力として活躍できる専門スキルの習得に特化したプログラムを提供しています。
実践的知識と資格を取得できるため、社会人学生も多く学んでいます。
分野は多岐にわたりますが、中でも観光やホスピタリティ、コンピュータ関連分野の人気が高いです。
プログラムにより履修期間は異なります。
通常3ヶ月〜1年でCertificate、2〜3年でDiploma、3〜4年で学士号を取得できるコースもあります。
また、コースによっては、ポリテクニックで取得した単位を提携大学に移行し、編入することもでます。


【 私立専門学校 】
私立専門学校は主要都市に多く存在し、少数の専門分野に特化した単科学校です。
入学時期や受講期間は学校により異なります。
ポリテクニック同様Certificate、Diploma、Advanced Diplomaなどの資格を取得できます。


【 大 学 】
ニュージーランドの総合大学はすべてが国立であり、学部課程1年次から専門教育を主体とするアカデミックな場です。
学部課程では学士号(履修期間約3〜6年)、より実践的なDiploma(履修期間約1〜3年)を取得できます。
学士号コースを一定成績以上で修了すると、さらに1年間のオーナーズコースに進学できます。
オーナーズコースは修士課程への基礎固めとなるほか、修士課程での履修期間が短縮されたり、直接博士課程に進学できる場合もあります。
また、総合大学以外にも私立高等教育機関(Private Tertiary Institute)や教員養成学校があります。

私立高等教育機関ではCertificate、Diploma、学士号、修士号などを取得できます。
専攻分野はビジネス、国際経営、観光、芸術、ホスピタリティなどで、小規模ゆえの細かいケアに定評があります。

入学には、先ず大学やポリテクニック、語学学校などの「大学進学準備コース」を受講し、専門教育課程に備えるのが一般的です。
これらのコースを一定成績以上で修了すると、入学が保証されたり、他の大学への出願ができます。

入学試験はなく、高校の成績証明書やエッセー、推薦状、英語力などを総合的に評価され、合否が決定します。
入学時期は通常1月 or 2月ですが、大学やコースによっては7月に入学できるところもあります。
また、日本の大学と提携している大学においては、交換留学制度を利用することも可能です。


【 大学院 】
総合大学はすべて大学院課程を設けており、Postgraduate Diploma、修士号(Master's Degree)、博士号(Doctoral Degree)などを取得できます。
これら8つの総合大学は、もともとUniversity of New Zealandを構成する単科大学であり、その名残りから現在も大学ごとに強い分野がはっきりと分かれています。

Postgraduate Diplomaコース(履修期間1〜2年)は学部課程と修士課程の間に位置づけられ、学部課程よりもう一歩踏み込んで専門分野を研究するものです。比較的短期で修了できるだけでなく、学部課程の専攻に関係ない分野を選択することもできます。

修士課程(履修期間1〜2年)では、指導教授のもと独自に研究を進めて論文をまとめる「リサーチワーク」プログラムが主流となっていますが、最近では講義を中心として筆記試験を受ける「コースワーク」プログラムも増えつつあります。
リサーチワークでは研究課題に基づく論文、コースワークでは講義やレポート、試験などをこなすことが学位取得の条件となります。

博士課程では(履修期間3年)さらに深い研究と論文作成が主体となります。
大学院入学には、関連分野の学士号と高度な英語力が必要です。



 
専門学校・大学のコースタイプ

専門学校・大学のコースタイプについて説明します。


< 専門学校・大学のコースタイプ >

コースタイプ 目安期間 履修内容等 英語力
Certificate 1 4〜6ヶ月 必要な管理指導のもとで、ある業種の規定された業務内容を理解し、実行できる力を身につける。
「Certificate 2」では「Certificate 1」よりも複雑な業務内容を履修する。
IELTS 5.5
TOEFL 550 (213)
Certificate 2 6〜8ヶ月 IELTS 5.5
TOEFL 550 (213)
Certificate 3 6ヶ月〜
※* コースによって異なる
技術面での専門性、他者を管理できる能力、高いレベルの自己管理能力、技術面での適応力をつける。 IELTS 5.5
TOEFL 550 (213)
Certificate 4 1〜1.5年 ある技能の全般的な資格、専門技術を含み、他者の業務に対する責任、経営管理のプロセスについての責任が一定のレベルに達する。 IELTS 5.5
TOEFL 550 (213)
Diploma 1.5〜2年 複数の職種にわたる能力・適性、高いレベルでの専門技術、管理者としての責任が求められる。
Diplomaは短大卒に相当する。
Advanced Diplomaでは知識や技能がDiplomaよりも複雑になり、修了者は大学への編入も可能。就職にも有利。
多くの専門学校では、下位にある資格のコース内容が、上位コース内容の一部となっているため、レベルアップする時に同じ内容のコースを受講する必要がない。
IELTS 5.5
TOEFL 550 (213)
Advanced Diploma 2〜3年 IELTS 5.5
TOEFL 550 (213)
Enabling Course 10週間〜 英語集中コースなど、学部入学のための短期進学準備もしくは教養過程コース。 IELTS 5.0
TOEFL 520 (190)
Foundation Studies 10週間〜1年間
程度まで様々
留学生を対象とした学部入学準備コース。
多くの学校がこのコースを用意しており、学力や英語力等を総合的に習得することができる。
一定成績を修めると、提携大学への入学が保証される場合が多い。
IELTS 5.0
TOEFL 520(190)
Bachelor Degree 3年間 一般的な学士号。
医学部などは、4〜6年のフルタイムの履修となることもある。
専門教育主体で、一般教養課程はほとんどない。
1年目からすぐに専攻分野の勉強が始まる。留学するには、高校卒業あるいは同等の学力を持っていることが前提。
IELTS 6.5
TOEFL 600(250)
Degree with honours 1年間 大学院で学ぶ基礎を固めるためのコース。
学部課程で一定成績を修めた人が進学できる。通常は論文主体。
オーナーズコース修了者は直接博士課程への進学もできる。
IELTS 6.5
TOEFL 600(250)
Graduate Certificate 6ヶ月 関連分野の学士号を取得していることが前提。
専門的知識を深めたり、修士課程進学の準備期間として学ぶ人が多い。
学位ではないが、高い専門知識を証明するものとして認められている。
IELTS 6.5
TOEFL 600(250)
Graduate Diploma 1年間
Master Degree 1〜2年間 どちらの方法で進めるかはプログラムにより異なる。

【 コースワーク 】
セミナーや講義、試験等を受けて単位を取り修了する。
【 リサーチワーク 】
指導教授のもと研究をし、論文を書くことで修了する。学部課程での成績が優秀であることが前提。
IELTS 6.5
TOEFL 600(250)
Doctoral Degree 3年間 通常、修士課程の後に始めて3年で論文を仕上げる。
オーナーズコース終了後に着手する場合もある。
IELTS 6.5
TOEFL 600(250)
Non-Award 数週間〜
※ コースによって異なる
主に、付属語学学校などで提供している短期・長期の語学留学コースや専門分野の体験コースなど。 N/A
※ N/A:not applicable
(該当なし)


 
ニュージーランド初等・中等教育

留学生を受入れている学校では、国籍が偏らないよう考慮し、カウンセラーをおくなどして、留学生ケアを行っています。
入学は、成績証明書や推薦状、英語力などから総合的に判断されます。
英語力が欠けている場合は、入学後に語学研修や補修クラスを受講することを条件に、入学が許可されることもあります。
また、英語力と授業内容などを考慮し、ひとつ下の学年に編入する場合もあります。


【 ニュージーランド初等教育 - Primary School [小学校] 】
日本の小学校に相当し、1年生(5歳)〜6年生(10歳)まで。
7、8年生(11〜12歳)は、日本の中学校に相当し、“Intermediate school”とも呼ばれます


【 ニュージーランド中等教育 - Secondary School [中学校・高等学校] 】
ニュージーランドの中高等学校(ハイスクール、グラマースクール、カレッジとも呼ばれます)は、9年生〜13年生(13〜18歳)までの中高一貫した学校です。
ほとんどの中高等学校ではユニット・スタンダード(標準単位制)を導入しています。
ユニット・スタンダードとはNZQAが定める単位制度で、教育水準や資格レベルを一定に保つため全国的に施行されたものです。

中等教育課程の11年生〜13年生においては、全国共通学力試験であるNCEA(National Certificate of Educational Achievement)という資格に移行します。

NCEAの教科内容はいくつものユニット(単位)で構成されています。例えば数学であれば「確率」というようなトピックスがユニットとなり、履修後に試験を受けます。
科目によって、試験には実技やレポートが含まれるものもあります。また、この制度は再試験を受けることもできます。
ただし、公立・私立に関わらず、他の方針により私的な全国試験や外国の試験を導入しているところもあります。


< 前期中等教育課程 >
9年生〜11年生の3年間。
義務教育は、初等教育1年生〜11年生までの11年間です。
11年次修了者には、「NCEA Level 1」という義務教育修了資格が授与されます。


< 後期中等教育課程 >
12、13年生の2年間。
12年次修了時には、ユニット・スタンダードに基づき「NCEA Level 2」が授与されます。
また、13年次修了時においては、「NCEA Level 3」が授与されます

 
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